空想高校野球

空想高校野球#1 9月秋季大会開幕

この記事はフィクションです。
※登場する団体、人物、名称などは架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

高校野球の1年は秋季大会から始まる。
いわゆる「夏の甲子園」と呼ばれる全国高校野球選手権大会で敗退すると3年生は引退し、1,2年生による新チームが結成される。新人戦や1年生大会が行われる地域もあるが、だいたい9月中に各都道府県で秋季大会の予選が始まり、10月になると予選を勝ち抜いた学校による地区大会が開催される。この地区大会で優秀な成績を残せば、翌春の選抜高校野球大会、いわゆる「春の甲子園」と呼ばれる大会に出場する事ができる。

北海道大会 組み合わせ

9月下旬、全国で最も早く北海道で支部予選が終わり、予選を勝ち抜いた20校による北海道大会の抽選が行われた。

Aブロックは南北海道代表として選手権(夏の甲子園)に出場した北桜大札幌が甲子園経験者4人を残す。秋連覇を狙う小樽第一、好投手鈴木を擁する開栄学園札幌も上位を伺う。
Bブロックは選手権の北北海道大会を3年連続で制した旭川学院が新チームでも圧勝が続く。旧チームからの主軸が残る北斗市立や、37年ぶりに全道大会に駒を進めた湧別南も楽しみ。

来週には東北、北信越でも組み合わせ抽選が行われ、その他の地区でも続々と県大会が消化されて地区大会出場校が決まっていく。
予選で敗れたチームは、来春の選抜高校野球大会の出場の可能性は絶望となり、2年生は翌年の夏が甲子園出場をかけた最後のチャンスとなる。