第105回全国高校野球選手権

第105回選手権 49代表校の戦績②

こちらでは、第105回全国高校野球選手権(夏の甲子園)の49代表の予選のスコアと春季大会(選抜出場校は選抜のスコア)を掲載しています。

東京学館新潟(新潟) 初出場

[新潟大会]
○9-1柏崎常盤・柏崎総合・久比岐(7回コールド)
○8-3新潟
○10-0小千谷(6回コールド)
○9-8日本文理
○6-0北越
○6-5中越

[春季]
○8-1新潟西
○9-0佐渡総合
○10-3新潟産大付
●5-6帝京長岡(準々決勝)

決勝は9回に逆転サヨナラ勝利、日本文理戦も9回サヨナラ勝利。新潟からの初出場は2008年の新潟県央工以来。夏の新潟勢は初戦4連敗中。連敗を止める事ができるか。

上田西(長野) 8年ぶり3回目

[長野大会]
○9-2伊那弥生ヶ丘(7回コールド)
○11-1岩村田(5回コールド)
○4-2塩尻志学館
○2-0東海大諏訪
○3-0ウェルネス長野
○7-6松商学園

[春季]
○4-3岩村田
○6-1小諸商
○6-1佐久長聖
○7-5屋代
○9-2ウェルネス長野
○4-0松本第一
○12-1松本国際(優勝)
●4-5遊学館(初戦敗退)

松商学園、佐久長聖の出場が多い長野から、上田西が3回目。2021年には選抜にも初出場しており、じわじわと出場回数を増やしてきている。

富山商(富山) 9年ぶり17回目

[富山大会]
○8-1砺波(8回コールド)
○3-1富山東
○6-0不二越工
○8-1高岡第一
○7-3富山北部

[春季]
○11-0砺波
○6-5富山南
○13-0砺波工
○7-0氷見
○3-1高岡第一
○2-1富山第一(優勝)
●1-4日本航空石川(初戦敗退)

5大会連続出場中だった高岡商が初戦で石動に敗れる中、今大会優勝候補の筆頭とされていた富山商が5試合を無失策で勝ち抜いた。高岡商は甲子園では直近2大会連続で二桁失点での大敗を喫していたが、富山商が連敗を止められるか。

星稜(石川) 2年連続22回目

[石川大会]
○7-2小松明峰
○13-0石川高専(5回コールド)
○11-4金沢商(7回コールド)
○6-5小松大谷
○6-5遊学館

[春季大会]
○12-2羽咋工
○11-3大聖寺
○5-1金沢桜丘
○13-10遊学館
○6-5日本航空石川(優勝)
○6-0丹生
○2-1帝京長岡
●3-7日本航空石川(準優勝)

春は県大会・北信越大会と優勝を争った日本航空石川が、準決勝で遊学館に敗退。遊学館にも競り勝った星稜が2年連続出場。昨年は選抜では2勝して8強も夏は初戦で愛工大名電に大敗しています。

北陸(福井) 7年ぶり4回目

[福井大会]
○5-4啓新
○9-0坂井
○5-2丹生
○6-5福井商

[選抜]
●1-4高知
[春季]
○9-2高志
○7-0敦賀工
●2-6福井商(準決勝)

4大会連続で夏を制していた敦賀気比が準々決勝で福井商にコールド負けし、その福井商に競り勝った北陸が優勝し、春夏連続出場。北陸は1992年夏には3勝して8強入りも、2016年夏、今春といずれも初戦敗退しています。

浜松開誠館(静岡) 初出場

[静岡大会]
○2-1沼津商
○4-1韮山
○4-0浜松商
○7-0掛川西(7回コールド)
○7-6藤枝明誠
○12-8東海大静岡翔洋

[春季]
○11-4遠江総合
○4-1浜名
○11-2沼津東
○7-2静岡市立
○4-3掛川西
●1-2加藤学園(準決勝)
●2-3常葉大菊川(3位決定戦)

大会を通して徐々に打線が上向いていった印象。準決勝は9回逆転サヨナラ勝利、決勝も両校計32安打の乱打戦を制して春夏通じての初出場。静岡勢は2020年の交流試合で加藤学園が勝利しているもののそれ以外では令和になって6戦6敗と未勝利。

愛工大名電(愛知) 3年連続15回目

[愛知大会]
○5-4大府
○3-0名城大付
○10-0愛知(5回コールド)
○10-0享栄(7回コールド)
○8-5中部大春日丘
○4-3中京大中京

[春季]
○7-0美和
○5-2愛産大工
○4-2享栄
●0-4至学館(準決勝)

初戦から難敵・大府との対戦で9回逆転勝利となったが、準々決勝では好投手・享栄の東松投手を攻略するなど伝統の夏の強さを発揮して3年連続の優勝。夏の甲子園は6大会連続で初戦敗退もあったが、昨夏は3勝して8強入りしています。

大垣日大(岐阜) 5年ぶり6回目

[岐阜大会]
○4-1富田
○16-1東濃実(5回コールド)
○9-0美濃加茂(7回コールド)
○5-4岐阜第一
○11-4帝京大可児(延長10回タイブレーク)
○4-3市岐阜商

[選抜]
●3-4沖縄尚学
[春季]
○7-0海津明誠
○8-1多治見工
○6-1中京
●0-1県岐阜商(準優勝)
●4-5加藤学園(初戦敗退)

準々決勝以降は接戦の連続だったが山田投手を中心に競り勝って春夏連続出場。今春は初戦で敗退。

いなべ総合(三重) 7年ぶり3回目

[三重大会]
○7-6鈴鹿
○9-0神村学園伊賀(7回コールド)
○7-0白山(8回コールド)
○9-4津田学園
○7-6宇治山田商

[春季]
○9-7桑名工
○8-7皇學館
○6-3海星
○7-4津商(優勝)
●1-5至学館(初戦敗退)

7年前と同じように春季大会を制した勢いを維持して夏も7年ぶりの出場。7年前は鶴岡東、山梨学院に勝利して3回戦まで進出しています。

近江(滋賀) 5大会連続17回目

[滋賀大会]
○8-1伊香(7回コールド)
○7-0高島(8回コールド)
○3-0比叡山
○11-1八幡商(6回コールド)
○8-7滋賀学園

[春季]
○17-1能登川
○16-0伊吹
○6-2水口東
○8-0石山
○5-1甲西
○4-3滋賀学園(優勝)
●2-3金光大阪(初戦敗退)

昨夏までの「山田世代」では3大会で計12勝を挙げている近江が5大会連続出場。5大会連続は今大会最長の連続出場。

立命館宇治(京都) 4年ぶり4回目

[京都大会]
○10-0京都すばる(6回コールド)
○11-1京都精華(5回コールド)
○7-0西舞鶴(7回コールド)
○9-2宮津天橋(7回コールド)
○2-0龍谷大平安
○7-6京都翔英

[春季]
○10-3鳥羽
○13-0桃山
○7-6京都翔英
○4-1西城陽
○6-5乙訓
●5-9京都国際

決勝の京都翔英戦は9回表に追いつかれてから9回裏にサヨナラ勝利。秋にコールド負けした相手に競り勝った。甲子園は過去春夏計6回出場で、前回出場時の2019年夏に甲子園初勝利をあげています。

履正社(大阪) 4年ぶり5回目

[大阪大会]
○23-0大阪公大高専(5回コールド)
○10-3大阪産大付
○7-0英真学園(8回コールド)
○11-0八尾(7回コールド)
○8-1大阪(7回コールド)
○8-4関大北陽
○3-0大阪桐蔭

[選抜]
●2-3高知
[春季]
○33-0和泉総合
○10-0貝塚南
●3-4大商大

大阪桐蔭との決勝を高いレベルと集中力で3安打完封勝利。前回2019年夏は全国制覇。選抜の初戦敗退からの巻き返しに期待したい。

社(兵庫) 2年連続2回目

[兵庫大会]
○9-0東灘(7回コールド)
○7-0伊丹西(7回コールド)
○8-5神港学園
○6-1姫路飾西
○10-3市川(8回コールド)
○2-1神戸国際大付(延長10回タイブレーク)
○5-4明石商

[選抜]
●1-5海星
[春季]
○14-5育英
○5-1東播磨
○2-0市西宮
●1-2滝川第二(準決勝)
○6-5神戸国際大付(3位決定戦)

選抜準優勝の報徳学園が神戸国際大付に競り負け、その神戸国際大付や明石商を破って、比較的注目度が低い中での3季連続出場を勝ち取った。

智弁学園(奈良) 2年ぶり21回目

[奈良大会]
○14-0香芝(5回コールド)
○7-4桜井
○13-2高田(6回コールド)
○9-2橿原学院(7回コールド)
○8-1高田商

[春季]
○10-0磯城野
○9-3高田商
○9-3橿原学院
○8-1御所実
○8-4天理(優勝)
○8-6大阪桐蔭
○10-3市和歌山
○10-0金光大阪

5試合で12本塁打を記録しての優勝。2年前の夏は智弁和歌山との決勝で敗れて準優勝。春季大会は近畿大会も制し、春から公式戦無敗。

市和歌山(和歌山) 7年ぶり6回目

[和歌山大会]
○4-3紀北工
○6-1日高
○5-2新宮
○3-0和歌山南陵
○5-4和歌山北(延長10回タイブレーク)

[春季]
○10-2桐蔭
○10-3向陽
○16-6日高
○6-0熊野
○7-0和歌山南陵
○5-3智弁和歌山(優勝)
○7-4報徳学園
●3-10(準決勝)

智弁和歌山が初戦で高野山に敗退した和歌山大会。5試合で23得点と少ない打点ながら失点も少なく接戦を勝ち抜いた。春季大会では智弁和歌山、報徳学園にも勝利している。近年は、智弁和歌山が君臨しているた選抜の方が出場が多いが、春夏合わせて4回連続で初戦は突破している。